■人間型ケンタウロスとは(仮)■

姿はヒトのようだが、中枢神経系は腹側の2本の縦走神経索と横連合ではしご状に形成される前口動物のそれである。骨格もヒトに似るが、背骨は背中の正中線上の皮膚が腹側に向かって肥厚・陥入し硬化したもので、脊索に沿って形成される脊椎動物の脊椎骨とは起源が異なる。卵生で雌雄同体だが陰茎を持たず、"胸"にある乳房様突起の内部に第2体節の腎管に由来する精巣を持ち、乳首(精管開口部)への刺激により射精する。雌性生殖器は第3・4体節に各一つあってそれぞれの脚の間に開口し、受精は"手"の指を介して行なわれる。もちろん自家受精も可能。排泄口・肛門は生殖口と離れており、後半身の腹側に一見"臍"のように開口する。前半身の"臍"は気門で、その奥は第3体節の大半を占める巨大な肺につながる。通常の呼吸は気門を通して行なわれるが、肺の前端は喉に通じており、ヒトのような声帯を形成する。(以下準備中)