注1.
しかし1998・99年のマカオF3で勝ったのは全日本F3のイギリス人という、日本人と同じ位に公道サーキットに縁遠い種類のドライバーである。日本人が勝てない本当の理由は別のところにありそう。
注2.
と言うより公道サーキットをデザインしたいというのがまず先にあって、どうせ一般道を走らせるなら市販車ベースの競技車よりもフォーミュラカーのほうが非日常性が際立って良い。でもF1/Fポン/CARTクラスだとあんまり高級でリアリティなさすぎるし、大体車がでかくて(F1はともかく)コースの狭さが目立ってしまう。かといってF4クラス以下では地味すぎる。そこそこプロフェッショナルなカテゴリーで、且つ狭い道も強引にコースに組み込むには、マカオの極狭コースも現実に走っているF3くらいがちょうど良い、という訳で本文のような建前になったと言うべきか。
注3.
東京一極集中の片棒担ぐみたいで、あまりいい気持ちはしないとも言える。本当は全国の仮設サーキットを転戦するほうが望ましい。
注4.
本文は1999年暮に書いた。勿論現在では2001年に佐藤琢磨君が優勝した例があるが、佐藤君は日本人ではあるものの英国でキャリアを重ねており、日本出身ドライバーとは言い切れないので、基本的な事情は現在も変わらず。でも英国のレースも公道コースとは縁遠いけれども。
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